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ののこめし

ののこめし とは?

ののこめしとは、主に鳥取県西部地区(米子市、境港市)の弓ヶ浜半島に伝わる郷土料理です。「ののこめし」の語源は、油揚げにふうわりと包まれたその姿が「布子(ぬのこ)半纏」に似ているところから「ぬのこ」が訛り「ののこ」と名づけられたのではないかと言われています。

「ののこめし」がこの地方で作られだしたのは江戸時代のころからだといわれています。江戸時代にこの地域に曹洞宗が入ってきて、同時に禅仏教の精進料理も1つの文化として入ってくることとなり仏事には油揚げを主体にした精進料理を必ず作っていたとされています。そのとき作られていた「ののこめし」がやがて郷土料理として定着したものといわれています。

ののこめし,いただき

現在では、お祭りごとの時や秋の収穫を祝って「ののこめし」が食べられることが多いようです。

また、「ののこめし」は「いただき」と呼ばれることもしばしばあります。昔、食料の乏しい時代があったとすれば仏事に振舞われる「ののこめし」は大変なご馳走であり、ありがたい「頂き物」であったことでしょう。そういったところから「いただき」と呼ばれていたようで、地元では「ののこめし」より「いただき」の方が馴染みのある呼び方として通っています。

ののこめしは、稲荷寿司ではありません!

上の画像をご覧頂いてもお解かりいただけるかと思いますが、一見すると「稲荷寿司」に姿形がそっくりです。しかし、ののこめしの大きさは一般的な稲荷ずしに比べずいぶんと大きいものです。たぶん一般的な稲荷ずしの3〜4個分はあるのではないかと思えるような大きさです。

そして「ののこめし」のレシピと味は、稲荷ずしとは全く異なっているのです。

稲荷ずしは煮付けた油揚げの中に酢めしを詰め込むのが一般的ですが、ののこめしに関しては、調理していない油揚げの中に生米と具を入れてだし汁で炊き上げる料理法になります。よって比較的、炊き込みご飯に近い味わいになります。油揚げを纏っていることにより精進料理として通用することになります。

ゴボウ、にんじん、椎茸などが主な具材となります。味付けは醤油・砂糖・酒が基本となりますが各家庭で配合は異なりますので「我が家のいただきが食べたい!」と思う人が多いようです。

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