
たい焼きの歴史は謎に包まれています。起源は「大判焼き」であろうと言われていますが、いつどこで誰が最初にたい焼きを始めたかについては正確には解明されていないようです。
実は、たい焼きに「天然物」と「養殖物」があることをご存知でしょうか?と言っても実際の話しではなくてたい焼きの作り方の表現として「天然物」「養殖物」と言っています。みなさんはたい焼き屋で一度に6匹分くらい一気に焼き上げている光景をよく見かけると思いますが、これが「養殖物」と呼ばれる焼き方です。これに対して1匹用のたい焼き器で焼き上げたものを「天然物」または「一本焼き」と呼んでいます。
1匹用の焼き器は、複数焼けるものに比べ火の通り方が異なるため自ずと焼き方も異なります。結果、1匹用の焼き器の方が美味しいと言われています。
しかし、1匹焼きは非常に手間がかかるため減少傾向にあります。フリーカメラマン宮嶋康彦さんの著書である「たい焼の魚拓」と言う、貴重な天然物のたい焼きについて書かれた非常に珍しい書籍があります。
たい焼きをご当地グルメとすることについては賛否あるとは思いますが、頑固に天然物に拘り続ける職人が鳥取県にもいらっしゃいますので敬意を表しご紹介いたします。

昭和23年創業の老舗のたい焼き屋さんです。伝統あるそのたい焼きは、皮は白くて薄く、餡はほど良く甘くてビッシリ詰っています。1つ90円(2009年現在)なので早速購入してパクリ!「熱ちぃ!!」想像を超えるアツアツ具合ですので火傷しないようにご注意下さい。
私は店主に伺いました。
私:「1枚焼きなのですね!」
店:「はい」
…非常に短いコンタクトであり、見たままを質問するというまさに愚問ではありましたが私にとっては全てが集約されているといっても良いほどのお答えでした。ハードローテーションでたい焼きを焼いている最中にお答えいただき誠にありがとうございました。
たい焼き器は1匹焼き用ですので、焼き上がったたい焼きはマニアの間では通称「天然物」と呼ばれるものです。高度なテクニックと経験が要求されると言われる天然物のたい焼き!行儀は良くありませんが、たいやきを片手に倉吉の街を散策するのもなかなか良いものです。

大正時代創業の、天然物たい焼きを貫き通す老舗です。
長年使い込んだと見られる焼型だけに鯛自体の細かい表現はどうしても荒いものとなっています。しかし、それは数多くのたい焼きを焼き続けたことの証明であり、本当の旨さのあわられだと思います。

鳥取県では数少ない天然物のたい焼き屋の1つです。
数年前に一時休業していたのが、営業が再開されたそうです。店主が代替わりしたとかで味が気になるところではあります。

国道53号線沿い鳥取県と岡山県の県境の黒尾峠頂上にはドライブパークチコ(ドライブイン)があります。それの国道を挟んで向かいに鎮座しているのが「しばたのたいやき」です。
こちらのたい焼き今どき風の薄皮たい焼きとは一切無縁の代物で、皮のボリュームはバツグンです!甘めの皮に、甘すぎない餡の出会いは見事!たい焼きの王道です。

パーラーと言ったらパチンコ屋を連想する人が多いようですが、パーラーは「軽食堂」のような意味も持っています。
「パーラーたこやきや!!」の店名が表している通りメインメニューは「たこ焼」です。しかし、メニューの中には「ミニたい焼き」の文字が!小さいたい焼きと言うことで、バリエーションは「あずき」「カスタードクリーム」ときて、「揚げたい焼」なる全国的にも希少なたい焼き(たい揚げ?)を発見いたしました!斬新なメニュー展開にお店自体にも期待ができます。