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私の手元に無料で頂いた「鳥取・佐治谷 弥留気地蔵」というタイトルでB5用紙を二つ折りにしたパンフレットがあります。
開いて読んでみるとこう始まる…
「天は自ら助くる者を助くという諺がある。又叩け……」…う〜む、のっけから揚げ足取りで大変申し訳けなく存じますが、それは諺ではございませんぞ! サミュエル・スマイルズ氏がお書きあそばした欧米人の成功談を集めた『自助論』の序文にそえられた一文ですぞ!それとも「天は自ら助くる者を助く」という一文は諺に認定されているのでしょうか?なにぶん勉強不足ですみません。大沢親分ならきっとこう言うでしょう。『喝!!!』
勉強不足ついでにおことわりをさせていただくと、私には一切の信仰心がありません。興味がないわけではありませんが関心はありません。結局のところ興味もないということなのでしょうか?一言でいうなら「無関心」というやつです。
よって、テキストの中に信仰心をお持ちの方にとって不快な思いを与える表現があるかも知れませんがなにとぞ寛大な心でお見逃し下さい。

私はもう何年鳥取に住んでいるというのでしょうか?それにしては弥留気地蔵(やる気地蔵)の存在に気づいたのはこの時が初めてでした。国道482号線は何度となく通ってはいたのですが信仰心の無さが存在を眼中にしようとはしなかったようです。
偶然なのか必然なのか?ちょうどタイミングよくやる気を失っていた私の眼前に現れた「弥留気地蔵」と印された数枚ののぼり。「救う神(いや、仏か!)あらわる!」と直感した私は目的を急遽変更し弥留気地蔵を目指すことにしました。
標識の通りに進んでいくと遠目にそれらしき建物を確認できました。誰も使用していない様子だったので尾際地区コミュニティの駐車場に一時駐車させていただき、出会った地域住民の方に挨拶をしつつ参道へと向かいました。

参道の坂道を歩んで行くと右の画像の場所があります。どうやらコレが「弥留気地蔵」のよです。
私の想像していた弥留気地蔵は「筋骨隆々の体格に、顔は異常なほど発達した下顎が特徴的で正式名称はアントニオ弥留気に違いない!すなわちネタだ!」と思って疑っていなかったので、この光景を目の当たりにした時は「弥留気地蔵とは、本気なのか?ネタなのか?」と一瞬躊躇したことが昨日のように思い出されます。
「闘魂注入は期待できそうにないな」と勝手な妄想から生まれた期待を裏切られたことに落胆しつつ弥留気地蔵に手を合わせる。ふと見ると線香とロウソクが無料となっていたので火をつけて拝んでおきました。
「賽銭箱はないのか?」と思ったのですが賽銭箱については、立発起・やる気のおじさんのサイトをよく読めば賽銭箱がない経緯がわかります。

さらに坂を上っていくと今度はキュートな弥留気地蔵があらわれます。その名は「正太郎観音」…一体何なのでしょうか?説明書きがあったのでそれを良く見てくるんだったと後悔しています。
正太郎で誰しも思い浮かべるのは、鉄人28号の「金田正太郎」少年に他ならんでしょう。正太郎観音とは恐らく子供向けの地蔵菩薩なのだろうと解釈しておくことにします。
それにしても、どこの業者が作ったのかは知りませんが、このにこやかな表情は見事です。見てるだけでこちらも笑みがこぼれてくるようです。

正太郎観音にお参りが済んだらさらに上っていきます。すると今度は弥留気地蔵工房という味のある建物があります。「なるほどここで弥留気地蔵が作られているのだな!」と思い少々中を覗いてみましたが、いわゆるお地蔵様が作られるような雰囲気ではなく工芸品の工房に近い雰囲気です。
この工房の一部は売店となっており、お守り、ステッカー、ミニ地蔵、木簡の類が販売されています。どうやら工房ではこれらが製作されているようです。
「よし何か買って帰ろう!」と時間をかけて品定め。時間をかけてと言うもの売店の主であろうと思われる「やる気おじさん」は外出中であるとの表示がされいます。すなわち工房には誰もいませんでした。…しばらく待ってみるものの帰ってきそうな気配はなし。仕方なく購入は諦めてその場を去ることにしました。
さて、弥留気地蔵のご利益はというと…現状は特に変化なしです。「1度参拝した程度じゃ、やる気にはならないのかな?」と完全に他力本願の私です。

やる気おじさんのサイトがあります。
私がWEBサイト「やる気地蔵さん」を知ったのは自宅に帰ってからのことです。
サイトを見てから思い起こされる、その日の国道482号から弥留気地蔵へ向かうため枝道に入ったときの感じ、弥留気地蔵へと歩く私が出会った地域住民、完全解体され痕跡も残らぬ佐治谷青少年旅行村キャンプ場のこと、など短い時間ではあったものの弥留気地蔵にふれようとした私が感じた違和感のようなものの答えが記されていました。
一方的な見解のみで物事を判断しようとは思いませんが、私の知らなかった鳥取県の人間ドラマがここで繰り広げられていたようです。
サイトからうかがい知る限りでは、弥留気地蔵と地域住民のやり取りは……才能さえあれば映画にでもできそうな感じです。ただ…今のところハッピーエンドではなさそうですが。
| 所在 | 鳥取県鳥取市佐治町尾際827(弥留気地蔵奥の院) |
| 時間 | 未確認(たぶんいつでもお地蔵さんには会えると思います) |
| 定休日 | 未確認(たぶんいつでもお地蔵さんには会えると思います) |
| 料金 | 無料(線香、ろうそくも無料で設置されています) |
| 駐車場 | 専用は無し |
| アクセス | 国道53号線(鳥取市方面から)、または国道179号線(倉吉市方面から)から、国道482号線に入り10数キロ走行するとチラホラと表示(のぼり)が現れます。 |
| 問合せ | 0858-88-0734 |
| WEBサイト | やる気地蔵さん |