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百戦錬磨の温泉マニアすら唸らせるといわれる「寿湯」
そして全ての者を魅了してやまない湯屋へのアプローチロードたる「寿湯通路」……恥ずかしながらこの私も「寿湯通路」を発見した時には表情こそ平静を保ちつつも、内心はまるで”秘密基地”を発見した子供のようにはしゃいでしまったのはここだけの秘密です。
わくわくドキドキには事欠かないのが「寿湯」。湯を提供する側にとっては、昭和のノスタルジックな面持ちをそのままに良い湯を私達にもてなしているに過ぎないのかもしれません。しかし、それこそが最も難しいことであると同時に最高のザービスであり温泉業界が目指すべき理想郷ではないかと思われろところです。
上の写真は湯屋への通路を表示しているものです。この通路が寿湯の全てを語っていると言ってもいいかも知れません。一切の装飾や偽りがなくシンプルにしてクリア!ありのままを誇示することなく湯屋へ赴く者を受入れようとする実直な姿勢が現れています。
当サイトでは温泉のこと意外にも様々な情報を提供しております。その中でいつも難しく思うのが「良さを伝えるにはどうすればいいのか?」と言うことです。特に料理は人が好む味覚は必ず異なるので私にも経験があることですけど「期待したほどじゃないな…ガッカリ」となることがよくあります。そして温泉も、サイトやパンフレットの写真があまりにも優れているため現実とのギャップに落胆することがよくあります。
湯梨浜町の東郷地域は温泉郷です。絢爛豪華かつ自己主張の強い温泉宿が軒を連ねる中で、身を潜めるように佇む「寿湯」はまさに隠し湯!全く予備情報もないまま見つけるのは奇跡に等しいと言えます。そんな寿湯は必ず期待を上回るでしょう!夢にまで見た通路を目の当たりにした瞬間の「わぁ〜ついに来ちゃったョ!」という感動!床屋のご主人に入湯料を支払う(または湯屋入口のブザーでご主人を呼び出す)という一般的にはありえない決済システム!レトロな雰囲気をナチュラルに保ちつつも整理整頓の行き届いた湯屋!俗世の雑踏を消すかの如く蛇口から惜しげもなく流れ出る温泉!そして極めて透明度の高い湯!どれをとっても感動の領域と言い切れます!
「寿湯」は、たまたま近くに観光に訪れて事前情報もなしに偶然発見できるような温泉でないことは先ほど述べた通り。また偶然発見したとしても物事の真価を見抜けず上っ面のみで判断するような人間にはその存在が目に写る事すらないかもしれません。確信犯的にアプローチを試みた者のみが到達できる貴重な温泉の1つとして数えられます。
寿湯を楽しむには現地に来なければ話になりません。画像を見る限りでは「寿湯を発見することこそが困難極める!」と思いがちですが心配ご無用!何はともあれ「JR松崎駅」を目指すことです。googleに代表される検索サイトで「JR松崎駅」で検索すれば恐らく1番目に表示される筈です。JR松崎駅にさえ到達できれば、寿湯を目指す者であるなら吸い込まれるように導かれるでしょう。

JR松崎駅に到着したなら駅を背に右方向へ1分も歩かないうちに右手に「Aコープ」が見えてきます。さらに狭い道路を挟んでAコープの向かいに「理容シミズ(清水理容所)」が見えます。理容シミズの前まできたら目線を少々左に移動させて下さい。すると右の画像のような光景を目の当たりにすることになるでしょう。軽自動車と電柱の間のすきまこそが「寿湯」へと通ずる夢にまで見た魅力的な通路です!
どうですか!「狭い!」この一言に尽きるでしょう。この通路の中で人がすれ違うことは非常に困難です。温泉マニアの間では有名な温泉であり通路なのですが、初めてご覧になった方はさぞ驚かれたろうと思います。CG合成などではなくリアルに存在する姿です。

車で訪れた場合も、もちろんJR松崎駅にさえ到達できれば後は迷うことはありません。駅を正面に見た場合左折して床屋の例のクルクル回る看板を目標に進めば隠し湯と言えど「寿湯」は必ず見つかります。
駐車場は理容シミズ(清水理容所)向かいのAコープ右隣の町営駐車場内の32番、45番、80番、81番に停めることができます。(私は駐車場を必要としなかったので十分な確認はできていませんので現場でご確認下さい)
この魅力的な通路を見ただけで訪問してみたくなった方が多いのではないでしょうか?何かを期待させてやまない只者ならぬ気配を感じます。逆にこの画像を見て「一見を寄せ付けない雰囲気」を感じる方も多いようですが、全くもってそんな心配は不要ですのでご安心ください。

魅力的なオーラを放つ通路を抜けるとまもなく画像の光景が右手に現れます。(画像は逆方向から撮影しています)これまた重厚なカラーリングが施されたトタン壁が印象的なレトロそのものの佇まいには溜息さえ漏れることでしょう。
左が男湯、右が女湯となっています。「こんにちわ〜」と勇んで1歩踏み込めばそこに番台があります。しかし管理人さんはいらっしゃいません。魅力的な通路入口の右側に位置する「理容シミズ」のご主人こそが管理をしておられます。また番台横には入湯料や入浴に際しての注意事項等が記されていますので確認しておかれたらよろしいかと思います。

番台の近くに「呼び出し」とかかれたピンポンがありますのでこれを押すことでご主人が参上し入湯料を徴収するシステムとなっているようですが、本業の床屋が激務中である場合も考えられますので入湯料\200(洗髪はプラス\50)は予め床屋にお邪魔して「お湯に入らせて下さい」てなことで支払いを済ませておくのが気の利いた決済方法ではないかと思いますし私はそうしました。
さあ、精算を済ませたら湯に入るのみです!靴置き場の近くの棚に個人のものと思われるシャンプーなどが入った洗面器が綺麗に並んでいます。地域に親しまれている温泉であることが伺えます。
焦る気持ちを巧みに抑えつつ靴を脱ぎ振り向くとそこは脱衣場!貴重品などは理容シミズに預けておきましょう。ちなみにトイレは湯屋の右側にありますので心配な方は先に済ませておきましょう。私は利用しませんでしたのでトイレの詳細は不明です。

ご覧くいださい!滝の如く激しい勢いで蛇口から噴出す湯とその透明感がおわかりいただけますでしょうか?湯の温度は、おそらく43度〜45度と少し熱めです。味は若干の塩味で、その湯は肌に突き刺さる感じはしないスッキリした良い湯です。
私がいざ湯に入ろうとした時、初老の紳士が1名入ってこられました。「こんにちは」と挨拶を交わし、色々とお話しを伺うことができました。聞けば隣の倉吉市から毎日車で20分かけて寿湯に通っているのだとか。入湯料を1ヶ月先払いして利用する地元の方も多いようで「まとめて買うほど安いぞ!」との裏技も聞くことができました。 地元はもとより隣接県をはじめとして全国各地から情報を聞きつけた温泉マニアや一般客が寿湯に来るので、その人たちの話し相手をしたことやお互い鳥取県民なので地元ネタなどで楽しい時間を過ごさせてもらいました。
温泉マニアには常識ともいえる東郷の「寿湯」ですが、鳥取県民はどのくらいの人がその存在を知っているのでしょうか?昭和の時を現在も刻み続けるシャングリラ「寿湯」!本当は秘密にしておきたい湯です。
| ■概要 | |
| 名称 | 寿湯 |
| 所在地 | 鳥取県東伯郡湯梨浜町大字旭404(清水理容所) |
| TEL | 0858-32-0039(清水理容所) |
| 休日 | 不定休(月曜日の場合が多いようです) |
| ジャンル | 立寄り温泉 |
| 料金 | 大人\200(洗髪はプラス\50) 子供\100(洗髪はプラス\30) |
| 客室数 | なし |
| 宿泊備品 | なし |
| カード利用 | 不可 |
| WEBサイトURL | なし |
| ■入浴について | |
| 湯の種類 | 源泉利用の掛け流しの湯 |
| 風呂の種類 | 内浴場 |
| ■温泉分析 | |
| 源泉名 | 東郷温泉 混合泉(2号・3号・4号) |
| 泉質 | 含弱放射能−ナトリウム−塩化物・硫酸塩泉 |
| 源泉温 | 70.5度 |